静岡県中部・西部エリアを管轄するエリアマネージャーとして、5つの拠点を見守る増田 祐美子さん。同じ静岡エリアでも地域ごとに文化や産業の特色が大きく異なり、その違いが求人や働き方にも直結します。 派遣という仕事を通じて、一人ひとりが安心して働ける場所をどうつくるのか。その答えを探るべく、増田さんにこれまでのキャリアや拠点ごとの特色、そして働く人への思いを語っていただきました。
目次
静岡エリアを支える、二人三脚のマネジメント

まずは自己紹介と、これまでのご経歴について教えてください。
今の役職はエリアマネージャーで、静岡・藤枝・吉田・袋井・浜松の5つの拠点を担当しています。最初はホットスタッフ静岡のコーディネーター(人材を求める企業と求職者の間に立ち、双方にとって最適なマッチングを行う役割)として入社し、そこから係長に昇格。その後は課長・次長・統括部長を経験し、静岡と浜松の支社長を務めました。そこからエリアマネージャーへとステップアップし、現在に至ります。同じくエリアマネージャーの東山さんとともに、各支社長や課長、事務次長と連携しながらエリア全体を見ています。
エリアマネージャーとしての役割と、東山さんとの関係性について教えてください。
エリアマネージャーは大きく3つの役割があります。1つ目は静岡エリアの数字を伸ばすこと、2つ目はコンプライアンスの管理、3つ目は社長の構想を具現化することです。東山さんは営業部出身で、後方から支えるタイプの私とは得意分野が異なります。お互いに補い合える関係で、二人三脚で静岡エリア全体の運営にあたっています。
拠点ごとに違いが際立つ、静岡エリアの働き方

静岡エリア全体の特色について教えてください。
静岡県は東部・中部・西部でまるで別の県のように特徴が分かれます。私が担当する中部から西部にかけては製造業が中心で、雇用の形も地域ごとに大きく違います。そのため同じやり方を一律に当てはめるのではなく、拠点ごとに戦い方を工夫し、最適な求人提案や人材活用を考えていく必要があります。
それぞれの拠点について順にお聞かせください。最初にホットスタッフ静岡についてお願いします。
ホットスタッフ静岡は、仕事のほとんどが大手電機メーカーを中心に動いています。夏前にエアコンや冷蔵庫の増産が一気に出る一方、夏を過ぎると減産に転じるため、繁閑の波がとても激しいのが特徴です。働くスタッフさんは単身の20〜30代からシニア世代の方まで幅広く集まり、多世代が活躍しています。
ホットスタッフ藤枝にはどのような特徴がありますか?
藤枝は静岡や浜松とは異なり、住宅街が広がる地域で、主婦層が中心に働くエリアです。川沿いには大手食品工場が複数あり、食品関係が大きな柱となっています。12月の年末需要までは求人が一気に増え、その後少し落ち込みますが、静岡ほど増減は激しくありません。自動車部品(ハーネス、コネクター、ランプ)の製造工場も複数あります。
続いてホットスタッフ吉田についてはいかがでしょうか。
吉田は大きな工場地帯があるエリアです。ただし人口が少なく、人材を集めにくいため、遠方から人材を呼び込むには高時給が必須になります。一方で地域にお住まいの方の年齢層は50代後半から60代の方が多く、体に負担の少ない仕事をどう提供できるかが拠点の課題です。
ホットスタッフ袋井について印象的な点を教えてください。
袋井は外国籍の方がとても多く、求職者も外国籍の方が1番多いエリアです。この辺りからは、名古屋に近くなるため、二交代、三交代勤務といった自動車製造業の勤務形態が根付いています。たくさん稼ぎたいという目的でご応募いただく方が多いため、高時給であれば交代制や残業にも積極的に取り組んでくださるのが特徴です。
最後にホットスタッフ浜松について教えてください。
浜松には楽器やバイク関連の大手企業が集まっています。人口規模は静岡市とほぼ同じですが、大手企業が複数あるため人材の奪い合いが激しく、平均時給は静岡より200円ほど高いです。競争は厳しいですが、戦い方の幅も広く、一番面白いエリアだと感じています。
静岡にあるホットスタッフの詳細はこちら
| 静岡県 | 株式会社ホットスタッフ浜松 | 〒430-7713 静岡県浜松市中央区板屋町111番地の2 浜松アクトタワー13階 TEL:0120-477-330 FAX:053-489-3401 | https://www.hotstaff.co.jp/branch/detail/0916 |
| 静岡県 | 株式会社ホットスタッフ袋井 | 〒437-0040 静岡県袋井市愛野南二丁目3番地の1 TEL:0120-45-1209 FAX:0538-45-1201 | https://www.hotstaff.co.jp/branch/detail/0943 |
| 静岡県 | 株式会社ホットスタッフ静岡 | 〒422-8046 静岡県静岡市駿河区中島251番地の1 TEL:0120-440-115 FAX:054-204-4301 | https://www.hotstaff.co.jp/branch/detail/0930 |
| 静岡県 | 株式会社ホットスタッフ藤枝 | 〒426-0033 静岡県藤枝市小石川町1丁目5番31号 TEL:0120-656-444 FAX:054-645-6401 | https://www.hotstaff.co.jp/branch/detail/0972 |
| 静岡県 | 株式会社ホットスタッフ吉田 | 〒421-0301 静岡県榛原郡吉田町住吉132番地の4 TEL:0120-88-2611 FAX:0548-23-4812 | https://www.hotstaff.co.jp/branch/detail/0996 |
| 静岡県 | 株式会社ホットスタッフ富士 | 〒417-0051 静岡県富士市吉原5丁目1番21号 TEL:0120-35-6690 FAX:0545-32-6689 | https://www.hotstaff.co.jp/branch/detail/0927 |
| 静岡県 | 株式会社ホットスタッフ沼津 | 〒410-0012 静岡県沼津市岡一色456番地1 TEL:0120-71-0103 FAX:055-958-0101 | https://www.hotstaff.co.jp/branch/detail/0966 |
拠点を超えて広がる、チームワークと風通し

社員規模や、静岡エリアならではの運営スタイルについて教えてください。
拠点ごとに規模は異なり、小さい拠点は10人前後ですが、大きな拠点は20人弱で、5つ合わせて全体で100人弱ほどになります。状況に応じて人事をシャッフルしながら、必要な場所に必要な人を配置しています。また、5つの拠点を担当ごとに分けず、エリアマネージャー2人で一緒に全体を見ているのも静岡エリアならではの特徴です。
拠点間の関係性はどのようなものですか。
繁忙期やピンチのときには全拠点が一丸となって協力するのが静岡エリアの文化です。例えば1つの拠点が人手不足になると、他拠点の支社長や営業、コーディネーターが応援に入るなどして、一緒に拠点を盛り上げていきます。拠点の垣根を越えてみんなで助け合えるとてもよいチームです。そのような協力体制が成り立つ理由はどこにあるのでしょうか。
今の支社長たちはもともと同じ現場で働いた仲間なので、役職に関係なく意見を言い合える関係です。さらに支社長は別の拠点を経験していることが多く、すべての地域に思い入れがあります。「自分の拠点さえ良ければいい」という考えはなく、「助けて」と言えば必ず「任せて」と返ってくる。そんな仲間意識が私たちの強みだと思います。
風通しの良さに関連して、社員と社長の距離感はどのように感じていますか。
静岡エリアには縦社会がほとんどなく、新しく入った社員でも、会社を良くする意見なら直接社長に伝えていいという文化があります。普通なら段階を踏んで上に意見を上げていくものですが、それだと現場の声が正しく届かないこともあります。実際に私も入社半年もたたないころから、いろいろ提案をさせていただけました。風通しの良さが新しい挑戦を後押ししています。
変わりゆく静岡の派遣市場と、広がる働き方の選択肢

ここ数年の派遣市場の変化について、どう感じていますか。
物価上昇の影響で、求職者が希望する時給も大きく跳ね上がっています。しかし業績が好調の企業ばかりではなく、求職者と企業との間で難しい調整が必要になっています。さらに人手不足の影響で倒産する会社の数は過去最多を更新しており、「大手の派遣会社だから大丈夫」と思っていても、簡単にひっくり返る時代になっています。だからこそ、私たち自身も何かしら手を打ち続けなければいけないと強く感じています。
静岡ならではの動きもあるのでしょうか。
東京と名古屋の間にあるため物流拠点としての開発が進み、様々な企業様の大型倉庫の建設計画が続いています。完成前から求人ニーズが高まっていて、これからさらに雇用の幅が広がっていくと感じています。
時給以外で工夫していることはありますか。
主婦層に人気なのは家庭との両立ができる勤務条件です。9時〜17時勤務、残業なし、土日祝休みといった条件交渉は欠かせません。また、たとえば食事を一律350円で利用できる制度を設けている企業もあり、このような福利厚生も大きな魅力になります。もちろん時給が上がるのが一番ですが、それが難しい場合もあります。特に本社が東京や名古屋にある企業では、静岡の担当者には単価について判断できないこともあります。しかし、福利厚生なら対応していただけることも多く、「差別化に活かしませんか?」とご提案することもあります。
地域に根ざし、人の可能性を育てるために

今後挑戦していきたいことはありますか。
リモートワークの仕組みをつくりたいと考えています。ご家族の転勤や家庭の事情で優秀な人材が辞めてしまうのを何度も見てきましたが、在宅であっても活躍できる仕組みがあれば、キャリアを継続できる人は増えるはずです。今はまだ難しいですが、将来的には必ず実現できると思っています。
仕事において大切にしている考えを教えてください。
「人に不快感を与えない」こと、そして「二者択一」という言葉を大事にしています。相手を嫌な気持ちにさせない対応を意識するのは、人と一緒に仕事をするうえで一番大事なことだと思っています。もう一つの「二者択一」は、全ての悩みは最終、2つの選択肢に絞られます。その時に損得で考えたり、逃げそうな自分が出てしまったとき、「自分がかっこいいと思える方」を選ぶと決めています。
派遣スタッフとして働きたい方へ伝えたいことはありますか。
「あなた専用の求人をつくります」とお伝えしたいです。求人は既存の条件から選ぶものと思われがちですが、勤務時間や休みの希望などを伺い、企業と交渉して条件を変えてもらうこともあります。100%希望に沿えるわけではありませんが、一人ひとりに寄り添って最適な仕事を探すのが私たちの役目です。
社員として働くことを考えている方に、どんな魅力を伝えたいですか。
ホットスタッフは全国展開している規模を持ちながら、ベンチャーのスピード感もある会社です。新しい役職や仕組みを自らつくることができ、挑戦したい人にはチャンスしかない環境です。営業出身に限らず、コーディネーターでもキャリアアップできるのは、私が実際に経験してきたことです。だからこそ「自分の力を試してみたい」という思いを持つ方に、ぜひ挑戦していただきたいです。
静岡で自分に合った働き方を探している方も、新しい挑戦を考えている方も、ホットスタッフ静岡グループの7つの拠点が、あなたらしいスタートを後押しします。時給や条件の相談から、家庭との両立やキャリアアップまで、気になることがあればお気軽にご相談ください。変化の多い時代だからこそ、新しい働き方や仕組みに挑み続け、誰もが成長できる場を広げています。あなたの未来を育てる最初の一歩を、ホットスタッフから踏み出してみませんか。詳しくは最寄りのホットスタッフ、または公式サイトをご覧ください。